ついに発売!新型ジンバル【MOZA AirCross3】本当に買いなのか

こんにちは片山史哉です。

今回はあの名作ジンバルMOZAから発売されているAirCross2の後継機【AirCross3】についてお話していこうと思います。

待ちに待った後継機

MOZAのAirCross2といえば他社のジンバルとは一味も二味も違い
・そこそこのペイロード
・価格なリーズナブル
・設定の自由度
・縦動画が撮れる
・追従スピードが100段階操作
・フォローモードの直観的な操作性
など、まさしく革命と言っていいほどの話題のジンバルとなっていました。

そして、その後継機であるAirCross3が発売されるということで話題となっていました。

新型ジンバルAirCross3の魅力

さて、あの名作AirCross2の後継機とあり期待度も大きいAirCross3
まずは進化した点をご紹介いたします。

軽量化

まずは本体自体の重さがかなり軽くなっています。

AirCross2は本体重量が1.4kgだったのに対して、AirCross3は1.3kgです。
え、何かの間違いでしょ。ってくらい軽く感じます。
100gってそんなに思いの?
持った感じは全然違いますね。
まずは、今回のAirCross3はかなりプラスティックで作られている部分が多いです。
各軸のモーターカバーや三脚など、AirCross2ではアルミ合金だった部分がプラスティックになりかなり軽量化されています。

ペイロード

AirCross2では耐荷重量3.2kgまで、AirCross3も耐荷重量自体は3.2kgと同じなんです。
しかし、今回のAirCross3ではディープレッドアルゴリズムという新システムを搭載しています。これによってAirCross2よりもはるかに安定した操作感を味わうことができます。

コンパクトサイズ

今回の大きな変更点として折りたためるという部分があります。
AirCross2ではバッグに入らなかったジンバルも、今回の折り畳みができる仕様になったことでA4サイズを少しはみ出る程度の大きさにまでコンパクトになることができます。
A4サイズなら皆さんのお持ちのバッグでも十分入りますよね!

終日撮影も大丈夫!長時間バッテリー

AirCross2では高速充電1.5時間で12時間とかなりバッテリー持ちがよかったのですが、AirCross3ではそれを凌ぐ1.4時間充電で20時間の稼働が可能です。
MOZAスパーク電源システム3.0を搭載しており、高パフォーマンスのバッテリーを実現しています。

簡単操作

AirCross2ではフォローモードを自分でカスタムし、パン、ロール、ティルトそれぞれの軸をフォローするかしないかを決める必要がありました。
AirCross3では、ワンタッチで「パンフォロー」「パンティルトフォロー」「FPVモード」を選ぶことができ、オールロックモードもボタン一つでできるようになりました。
モニターの表示もよりわかりやすくなりシンプルなデザインになっています。
追従速度もボタンを押すことで5段階で変えることができます。

AirCross3のちょっとガッカリな点

AirCross2の直観的な操作性を好み、その後継機としてAirCross3は絶対に欲しい!
そう思って待ちわびていた方も多くいるでしょう。
もちろん、このAirCross3は非常に優れたジンバルです。
しかし、AirCross2が好きでAirCross3の購入を考えている方はちょっと待ってください。

ビックリ仰天の価格

AirCross2は現在でもamazon価格で50,000円弱。(2022.2.22現在)
中古市場では状態が良いものでも25000円程度で買えるものもありま。
AirCross2の魅力はコスパであったとも言えます。
フルサイズミラーレス一眼と標準ズームレンズを載せられるジンバルとして多くの方に選ばれていました。

今回AirCross3の日本発売価格は驚愕の82,800円です。
プロフェッショナルキットだと108,000円です。
完全にフラグシップ機の価格です。

楽天だとこれくらい
MOZA Aircross3 モザ エアクロス3 スタンダードキット

amazonだとこれくらい
Aircross3 Gimbal Stabilizer Professional 

自由度の低下

AirCross2の魅力といえば何と言っても100段階で追従スピードを操作できるダイヤルと、簡単にどの軸をフォローするか決められる操作性の高さでした。
AirCross3ではフォロースピードは5段階でしか決められません。
そして、フォローモードはパン、パンティルト、FPVの三種類。もちろんインセプションモードやオールロックモードはあります。
では何が不満なのか。それはティルトだけをフォローすることができなくなったことです。
地面から被写体、空から被写体などの撮影シーンで、パンを固定しながら撮影できないのは少しデメリットになります。

チープなプラスティック

AirCross3はかなり軽量化を図れた理由としてプラスティックを多用しているとう点があります。
同価格帯のDJIのRS2もかなり軽く、重たいカメラも載せられるジンバルですが、こちらはカーボンを採用しています。
軽いにも関わらず丈夫な作りで安心感があります。
しかし、AirCross3はプラスティックを採用することで外部からの衝撃にかなり弱くなります。
具体的にはモーター軸のカバーが心配です。すぐに割れてしまったりすることは容易に考えられます。
三脚部分もプラスティックなのでショックを吸収できる感じはありますが、頼りないというイメージもあります。

AirCross3をおススメする人

メリットも多いですが、AirCross2好きの方にはデメリットもあるAirCross3ですが、どのような方におススメできるのでしょうか。

・ミラーレス一眼が載る軽いジンバルがほしい
・MOZAの挙動が好き
・操作が簡単なジンバルがほしい
・一日中ジンバルを使う現場が多い

そんな方にはAirCross3をおススメしたいと思います。

AirCross3のジンバルやその他機材のお話など一緒にしましょう!
お問い合わせはこちらから。

 

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